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*2022年12月19日に Yahoo Taiwan によって中国語で公開された記事の翻訳記事です。
記者: 何英煒
台湾のAIスタートアップであるAielloは、スマートスピーカー「AI音声アシスタント (AVA)」の発売に続き、2023年1月にAI音声コラボレーションプラットフォーム「Vocol」を発売する予定であり、AIによる言語のテキスト翻訳やオンライン上での共同作業、さらには要約機能によって、ビジネスや仕事の効率を大幅に高めることができるようになります。
Aielloは、1年以上前にGPT-3言語モデルのライセンスを取得し、このモデルをベースにAI音声コラボレーションプラットフォーム「Vocol」を開発しました。 この新製品によって、企業は音声ファイルを瞬時に認識してテキストに変換し、機械学習モデルによって要約を書き起こすことができます。
Vocolは現在、中国語、英語、日本語に対応しており、音声をテキスト化するだけでなく、発言者別、行間や時間帯別に全文の文字起こしや要約を作成したり、リアルタイムでの共有や複数人で共同作業をすることも可能です。
このプラットフォームは、企業ユーザーと個人ユーザーをターゲットにしています。 また、将来的には、ネット上で商談から、AIを使って契約成功の可能性を判断するような使い方も可能となります。
Aielloの創立者でありCEOの沈書緯氏は、Googleや Qualcommなどの企業で働いた経験があり、Google勤務時代にはGoogleホームチームの一員でもありました。 その際、機械学習や人工知能が今後数年で急速に成長すると見越し、2019年に自身の会社「Aiello」を立ち上げたのです。
起業後の最初の製品は「Aiello音声アシスタント(AVA)」というスマートスピーカーで、すでにホテル業界をターゲットに現在70社以上の顧客を獲得しています。
例を挙げると、AVAを導入しているインターコンチネンタル高雄はフロントの電話業務を30%カットすることに成功しました。これによってホテルスタッフはゲストと関わる時間を確保できるため、サービス品質を向上することが出来ます。 更にAVAは専用のバックエンド業務管理プラットフォームと連携して業務管理を行い、そこから得られたデータをゲストの宿泊分析に充てることができ、更なる宿泊体験の向上につなげることが出来ます。
新製品「Vocol 」は、会議の議事録が必要な人にとって非常に便利で、個人ワーカー、PR会社、会議主催者、企業の会議、オンライン会議において、議事録作成の時間短縮や部門間の連携に役立つことが期待されます。
Aielloの現在の株主は、JAFCO Asia、緯創資通(ウィストロン・キャピタル)、基石創投(Cornerstone Ventures) となっています。
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