HCJ2023出展 ~これからの日本のホスピタリティ業界をどう形作っていくか~

HCJ2023

目次

私たちAielloは日本国内での弊社ブランドの認知度を高め、ホテル経営者やホスピタリティ業界全体に対して弊社の音声AIスピーカー、Aiello音声アシスタント(AVA)をご紹介することを目的とし、パートナーのX1 Studioと共にHCJ2023に出展いたしました。

HCJとはヒト・モノ・情報の交流と発信を通じて、サービス産業の活性化に貢献するホスピタリティとフードサービスに向けた日本最大級の商談専門展です。イベントは4日間にわたり開催され、展示内容はホスピタリティ、フードサービス、ケータリングを網羅し、テクノロジーだけでなく、アメニティや家具なども展示されます。

今回のイベントを通して多くのホテル、企業、メディアといったホスピタリティ業界のあらゆる関係者の方々との日本市場における繋がりを獲得するとともに、Aiello音声アシスタント(AVA)のデモンストレーションを行うことで、弊社製品の機能やAielloがどのように日本のDXを推進できるかについてお話しすることが出来ました。

本記事ではAielloがHCJに出展し国内のホスピタリティ業界の方々と交流した所感や、これからの日本のホスピタリティ業界をどう形作っていくかについてご紹介します。

今やDXはどこでも見られる時代に。日本のホテル業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)

HCJ2023に参加した我々は「おもてなし」を大切にしながらDXを展開することを目指すソリューションに多く触れ、日本のホテルにとってサービスがいかに重要か、そしてDXがそのキーポイントとなることを実感しました。

ホスピタリティ業界では、業務効率の向上とゲスト体験の充実のためにデジタルトランスフォーメーション(DX)が重要な役割を担っています。
特に「おもてなし」を大切にする日本のホスピタリティ業界に置いてDXは、サービスをより良いものへと改新するためには必要不可欠となってくるのです。

デジタル技術を活用することで、ホテルはよりパーソナライズされた効率的なサービスを提供することができます。DXは、待ち時間の短縮、プロセスの合理化、ゲストの体験における摩擦点の排除に役立ち、スタッフは優れたサービスの提供に集中することができるため、よりゲストに寄り添った「おもてなし」を提供できるようになるでしょう。

また、ホテルはプロセスの合理化と作業の自動化を実現し、人口減少や労働時間の制限による労働力不足に対応することができます。COVID-19の大流行により、非接触型サービスの必要性や衛生対策の強化など、DXの重要性はさらに高まっています。

モバイルチェックイン、キーレスエントリー、デジタル決済、デジタルコンシェルジュサービスなどのテクノロジーは、ゲストの体験を向上させるとともに、コスト削減と収益の増加をもたらします。DXは、日本のホテルが、変化する業界の中で競争力を維持し、より良いサービスと体験をお客様に提供するために大きな役割を果たすでしょう。

ホスピタリティ産業における人手不足問題

本イベントに参加し、人手不足を改善するための機能にフォーカスした企業の出展が多数見られたことで、我々は改めてホスピタリティ業界が世界的な人手不足に直面しており、企業は募集ポジションを満たすのに十分な労働力を確保するのに苦労していることを実感しました。

この背景には、熟練労働者の不足、労働力確保のための競争の激化、賃金や労働条件に対する懸念など仕事に対する考え方の変化などがあります。この人手不足は、COVID-19の大流行によって外国人労働者が減少したことでさらに深刻化し、企業がスタッフを見つけ、維持することがより困難になっています。

特に日本でも人手不足の影響は大きく、多くの企業が効率的な運営とお客様への高品質なサービスの提供に苦慮しています。人手不足への対応は、ホスピタリティ業界にとって継続的な課題であり、革新的なアプローチと企業、政府、労働者間の協力が必要です。

我々はHCJ2023のイベントでPMS、チャネル管理、収益管理、タスク管理、ハウスキーピングシステムなどといったホテル運営を支援するゲストマネジメント技術を数多く目にしました。これらの技術はどれもホテルの運営を改善し、より少ない労力でより良いものを提供することを目標として開発されています。

コロナの規制が緩和され、旅行客が増え始めた日本のホテル業界では急激に多くの業務と労働力が必要とされ始めています。新しいテクノロジーを導入することで、オペレーションを合理化し、ゲストの体験を向上させることができるため、急速に変化するホスピタリティ業界で競争力を維持したいと考える多くのホテルにとってDXは魅力的な投資となるでしょう。

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日本のホスピタリティ産業における音声AI技術

HCJ2023のイベントではセルフサービスロボットやデリバリーロボットなどの展示が多く見受けられました。人手不足の解消とDXトレンドの追随の両方を目指したソリューションとしてホスピタリティ業界向けのロボットの開発を行う企業は多く、日本はテクノロジーの最先端を行く国の一つとして評価されていますが、ホテルにおけるロボットの導入は比較的遅れています。
その理由のひとつは、ロボットの導入と維持にかかるコストが高く、多くのホテルにとって大きな投資となりうることです。
一方、弊社でも開発している音声AIなどのソリューションはロボットよりもハードウェアやインフラが少なくて済むため一般的に導入コストが低く抑えられます。そのため、小規模なホテルや独立系のホテルなど、あらゆる規模のホテルで導入しやすくなっています。

また、ゲストやスタッフが使用する際に大きなトレーニングを必要としないため、より迅速でシームレスな導入が可能になります。

人手不足を解決するDXの一つでもある音声AIは非常に魅力的なソリューションであり、今回のHCJ2023イベントを通して我々はこれからの日本のホスピタリティ業界における音声AIの重要性とトレンドの加速をさらに感じました。

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国内企業との提携による市場の活性化

HCJ2023には大規模な国際的ブランドの出展は少なく、多くの企業はパートナー企業と出展していました。

本イベントでは地元のリセラー(再販業者 / 販売代理店)やディストリビューターが多数参加しており、Aielloも多くの国内のホスピタリティ関係者と関係を築くことが出来ました。現地パートナーの専門知識やネットワークを活用することで、ホテルはより効果的に日本のお客様をターゲットとし、お客様独自のニーズや期待に応えることができます。

国内企業との提携や現地でのノウハウやサポートは、ホテルやホスピタリティ企業が日本市場でブランド認知と信頼を築くのに役立ち、長期的な成功に不可欠となるでしょう。

最後に

今回のHCJ2023に参加したことで、Aielloは国内のホスピタリティ業界の方々と交流するだけでなく業界におけるDXのトレンド力、音声AIの可能性を実感しました。

日本のホスピタリティー産業が進化する中で、伝統的な「おもてなし」のコンセプトと、現代のテクノロジーを駆使してお客様の体験を向上させることのバランスをとることは、差し迫った人手不足と折り合いをつけながら、非常に重要な課題となっています。

これからの日本のホスピタリティ業界がさらに発展するには、テクノロジーを活用してゲストの体験を向上させるという「おもてなし」と「DX」の二つの要素を織り重ねながら、時代の変化と消費ニーズの変化に合わせて革新を続けていくことが重要となってくるでしょう。

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